リスクマネジメントシステム研究分科会(RMS)へようこそ!

リスクマネジメントシステム(Risk Management System)研究分科会は、2001年に発行した「JISQ2001リスクマネジメントシステム構築のための指針」の研究を行うところからスタートしました。JISQ2001は阪神・淡路大震災への企業や自治体そして国などの組織がうまく対応できなかったことをきっかけに、あらかじめどのような要件を満たせば組織は危機に合わずまた危機に見舞われたとしても被害を軽微にとどめ存続発展できるのかという命題をかかげ開発されたものでした。

 RMS分科会はこのJISQ2001の逐条分析を行い、規格の理解を深め実践をするための研究を行ってきました。JISQ2001の研究が一段落したのちは、リスクマネジメントや危機管理に関する各国の規格を分析し、また、米国の企業不祥事に端を発して関心が高まり会社法や金融商品取引法などの基礎となる内部統制の論議などを受けて、ターンブル報告書やCOSOなどの様々な制度などの研究を行なっています。

また、リスクマネジメントや危機管理は実際の企業や自治体などで実践されてはじめて意味があることから、実際の事件や事故などの事例研究が必要であり、RMS分科会では規格や制度などの研究に加えて事例研究も行っています。

 このようなRMS分科会の研究成果は国際標準規格リスクマネジメント-指針ISO31000およびリスクマネジメント-用語ISOGuide73の開発にあたって、本RMS分科会のメンバーが国内委員会の委員として参画し、RMS分科会の研究成果を委員会に提供するなどの貢献をしてきました。今後もリスクマネジメントや危機管理に関する国際標準規格の開発や改訂にあたり、本RMS分科会の果たす役割は大きいものと考えます。

 このような分科会ですので、大学関係者のほか企業のリスクマネジメントや危機管理に携わる多くの会員に参加をしていただきたいと思います。

 なお、過去の成果物についても掲載しておりますのでご活用ください。

 

                            2013年4月1日

                    常任理事 RMS分科会担当

                    東京海上日動リスクコンサルティグ株式会社

                          指田 朝久

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主査:指田 朝久

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